フィレットもかかり、3次元モデルっぽくなってきましたね。
でも、まだ無垢の状態ですね。
実際の製品などは、基本肉厚などが何mmなどとありますよね。
これから、薄肉化で製品形状のような形にして行きます。
CADシステムによっては、シェル化、薄肉化、などと呼び名は、あるようですが
図脳RAPID 3Dでは、コマンドの名前が、『薄肉化』 となっています。
現在の3次元CADシステムの多くは、ソリッド・サーフェスを使用できるソフトが多いですが、
以前に私が使用していた、CADCAMシステムは、大変高価なシステムでしたが、
ソリッドのコマンドなどがありませんでした。裏の形状はどうしていたかと言うと、
もちろんサーフェスで作成、トリムして〜、延長して〜、オフセット〜、開口部〜、などなど、と・・・。
図脳RAPID 3Dでは、形状の厚さに数値を入れて、内か外かを決めれば、あっと言う間です。
ただ、図脳RAPID 3Dでは、一定肉厚のみの様なので、場所により偏肉している箇所には、
別の対応で作成して行かなくてはなりません。
例えば、裏になる形状を別にソリッドで作成して、引いたりするとか・・・。
それでは、薄肉化をして行きましょう。
まず、メニューの『形状作成』 > 『フィーチャー』 > 『薄肉化』]を選択します
開口部として底面を指定します、右クリックメニューから指定終了を選択します。
次に、他に指定する面がないので、別のくり貫く面集合の指示では、いいえ(N)を選択 形状の厚さに、5 を入力します
了解ボタンを押せば、薄肉化の完了。
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薄肉化、簡単にできましたね。
単純な形状の場合は、薄肉化やフィレットも問題ないのですが、複雑な形状になってきますと、
エラーや思ったような形状になってくれないなど、すんなりと行ってくれない場合が出てきたりしますね。
例えば、薄肉化やフィレットを実行する場合でも、フィレットをかけてから薄肉化するのか、
また、薄肉化してからフィレットをかけるのか、などでも変わってくると思います。
あ〜っ、薄肉化の数値間違えた〜とか、フィレットの数値、間違えた〜、
なんて場合はどうしましょう。UNDOで戻りますか〜。でもちょっと面倒ですよね。
そんな時は、寸法修正 を使って見ましょう。

これは、形状に付加されている寸法を変更して形状変更をする機能です。
※この寸法修正は、チュートリアルとは直接関係が無いので、この作業は行なわなくても問題ないです。
次は、投影穴で上部に穴を開ける作業を行います。
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